初回掲載号は完売！？注目のエッセイ DJ松永「ミックス・テープ」-文學界-

菅田将暉とのコラボ曲発売、8月にアルバム発売、11月に日本武道館公演、テレビ番組のジングルを作成、テレビ出演、オールナイトニッポン0パーソナリティ、と最近の動向を見るだけでも、凄まじい勢いを感るcreepy nuts。

本記事は敬称略でお送りします。

今回はDJ松永(Creepy Nuts)が文學界にて連載するエッセイ「ミックス・テープ」を紹介します！

「文學界」8月号
7月7日(火)発売

DJ松永が連載中のエッセイ「ミックス・テープ」第二回、是非読んでください〜！
前月号は完売だったみたいなので、皆さんお早めに！ pic.twitter.com/xcWju7VxO3
— DJ 松永（Creepy Nuts） (@djmatsunaga) 2020年7月4日

特別にウェブで全文公開されています！

Creepy Nuts
DJ松永
エッセイ「ミックステープ」

Creepy Nuts

Creepy Nuts は日本の二人組hip-hopユニット。R指定(MCバトル日本一のラッパー)、DJ松永(DJ世界バトルの覇者のDJ)からなる。

とんでもない実力派の二人です。

詳しいbiographyはこちら

冒頭の最近の動向から分かるように、本業の音楽のみならず他のメディア出演も多いですね。

それだけ、魅力に溢れた二人なのです。

DJ松永

活動の幅を広げている彼らですが、先月、DJ松永が文學界でのエッセイの連載が始まりました。

普通の認識ならば言葉を生業にするラッパーじゃなくてDJがエッセイ？と思うことでしょう。

意外さをひっくり返し抜擢されるほど、DJ松永が魅力的であることが伺えます。

DJ松永は現在、ラジオ番組のレギュラーを二本(creepy nutsのオールナイトニッポン0-ニッポン放送-、ACTION 水曜日-TBSラジオ-)を抱えています。

実際に私が聴いていて感じるDJ松永の魅力を挙げます。

・ひねくれた性格とだからこそ見えてくる人間らしさ、正直さ

・聞き手として素晴らしい好奇心を持っており、その上その好奇心をリスナーに伝染させる

前者はCreepy Nutsのオールナイトニッポン0-ニッポン放送での印象。

深夜番組でかつCreepy Nutsの番組なので比較的心を許して本音に近いことも飛び交います。

この番組は部室でアホなことを話す兄ちゃんたちの雰囲気を感じます。

この感じがたまらなく好きです。

後者は主にACTION 水曜日-TBSラジオ-での印象。

お昼の番組で、アナウンサーと二人でやっている番組です。様々な業種の肩をゲストに迎えるのですが、その際のDJ松永は聞き手としてとても心地が良いです。

特に確定申告に時期に税理士がゲストに来た際の放送が記憶に残っています。

単なる毒舌や僻みがDJ松永の魅力なのではありません。

そこに至る思考回路やステータスの向上などによって少しずつ変化していく思考がとても魅力的なのです。

とても人間的な人なのだと思います。

エッセイ「ミックステープ」

さて、そんなDJ松永が文學界でエッセイの連載が始まりました。

ヒップホップというジャンルから執筆を担当するのは文學界創刊以来初とのことです。

ちなみに、初回掲載号(2020年7月号)は完売しています。

タイトルは「ミックス・テープ」

このタイトル好きです。

DJ松永は果たしてどんな言葉を紡ぐのでしょうか。

第一回を読みました。

分量は見開き2ページ。

内容は自らの過去の思考と、物書きが本業ではない自分が文芸誌で連載を持つことの葛藤でした。

文体はかしこまったお堅い文章ではなく一人称が「俺」というものもあり、等身大の熱量を感じるものでした。

”誌面にしがみついているような文章”

「ミックス・テープ」を読んで、DJ松永について次のようなことがわかりました。

・DJ松永はDJ という仕事にプライドと誇りを持っており、多大なる熱量と努力を注いでいるということ。

・だからこそ、売れない時代には僻むことが多かったということ。

・その僻みは逆説的に自らに矛先を向け、そのことに自覚的であること。

DJ松永の魅力に溢れており、とても面白かったです。

特に「かつて自分が他人に向けた鋭利な刃が現在自分に向いており、さらにそのことに自覚的である」というのがDJ松永らしく、私がとても魅力を感じた部分でもありました。

そこに綺麗事はなく、誌面にしがみついているような文章でした。

書いていて、この「誌面にしがみついているような文章」という表現が我ながらしっくりきています。

そこにネガティブな影はなく、むしろ「等身大と人間らしさ」を感じる源がここにあるのではないかと感じます。

思考が一般人に近く、我々と同じようなところから思考が変化していう様を一歩先で見せてくれる。それがDJ松永の、Creepy Nutsの魅力なのだと思う。

次号も楽しみにしています！と書こうと思ったら、7月7日(火)発売なので目前です。

早速手に取りたいと思っています。

7月7日(火)発売、2020年8月号を読む⬇︎

リンク

新アルバム「かつて天才だった俺たちへ」

【新作アルバムリリース】

「かつて天才だった俺たちへ」　　　
8月26日（水）発売

※「サントラ」収録。
※ 2形態リリース。

①〈ライブDVD盤〉CD+DVD
収録曲に加え、「Creepy Nuts ワンマンツアー2019よふかしのうた」の模様を収録。

②〈ラジオ盤〉CD
収録曲に加え、ラジオトークを収録。
— Creepy Nuts (@Creepy_Nuts_) 2020年7月4日